|
このところ恒例となっている6月の北海道へ行ってきた。今年のターゲットは道南の秘湯と、海の幸。
カメラは一眼レフと、防水機能つきデジカメ。装備は去年と同じだが、フィルムを代えてみることにした。このところずっとKODAKゴールド100フィルム(ネガ)を使っていた。ネガを使うメリットはプリントを見てピントを確認しスキャンするコマを選択できることだ。ところが最近現像に満足が行かなくなってきた。
|
左の写真をクリックして大きくしてもらうとわかるかもしれないが、粒子が荒れている。つまり写真を構成する色の粒(カプラー)が見えている。感度が高いフィルムを使ったり、露光がオーバーの時に出る現象であるが、この写真でISO100のフィルムで露光も適正、粒子が荒れる要因が見つからない。
想像の域を出ないのだが、この原因はフィルム現像にあると考えている。
同時プリントのネガ現像は、プリントをしたときに、そこそこきれいなプリントが出来ることが望ましい。そのためハイライト部とシャドウ部の情報をカットして、コントラストの高い現像を行う。この粒子が荒れた写真の要因は、そのあたりにあると考えている。
この不満をどのように解消するか。きちんとしたネガ現像ができるところに現像を出すという選択肢もあるが、ポジフィルムを使うことも一つの選択肢となる。これまでもポジフィルムを使っていたが、仕上がり写真のピントを見るのが億劫だった。同時プリントならサービス版のプリントで確認できるが、ポジの場合ルーペで確認をしなければならない。
それが億劫なので今回は、全部スキャンしちまえ!ということで、撮影フィルムを全てスキャンした。
フィルムをスキャンする場合、ネガは情報量が多いのでプレスキャンをして事前に色を調節してから本スキャンを行う。これを怠ると思ったような色でデジタルデータにすることはできない。
一方ポジは情報量が少ない。プレスキャンと色調節を省いて時間を短縮しようという寸法である。
スキャン結果を見ると、色も濃度もそこそこで、すこしコントラストの調整をする必要はあるもののこれでいいんじゃない!という感じだ。
さて肝心の旅行のほうだが、本文中で紹介してゆくこととしよう。
写真、花と風景は一眼レフ
カメラ:Nikon F90 フィルム:KodakDYNAEX200
スキャナー:Nikon COOLSCAN III 2700dpi
フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。
温泉と料理はデジカメ
カメラ:RDC-200G
撮影モード:1800×1200ピクセル1/18JEPG圧縮
フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。
写真をクリックすると300%拡大写真になります。
|
|
2002年6月20日(金) 東京曇り、函館雨
台風6号と秘湯
台風6号の影響で飛行機が飛ばないことを懸念していたが、急速に勢力が衰えたためかこの日台風の影響で欠航となっている便はないようだ。6時40分のANA函館ゆきに乗るために、中目黒集合は5時。タクシーで青物横丁へ行きそこから京急で羽田空港へ。
レンタカーで函館空港を出発したのは8時半だった。この日の天気は台風から変わった熱帯低気圧の影響をもろに受け、本降りの雨。国道227号線を西に向かい、途中道の駅あっさぶでトイレ休憩。厚沢部町はヒバとメークインが有名らしく、「天然ヒバ入浴剤
森の贈物」をお土産として購入した。
|
|
 |
 |
 |
| 生あわび丼 |
あわび海苔和え、うに和え |
つぶのお刺身 |
|
温泉に入ってから昼食の予定だったが、どうにもおなかがすいたので先に昼食にした。熊石町の食事処のと家(旧名レストランひらたない)は生あわび丼が有名。「今朝獲ってきたんです」と言って、つぶ貝も出してくれた。肝付のあわび丼ももちろんおいしかったが、獲れたてのつぶは磯のかおりがして、こりこりしてうまかった。ご馳走様でした。
-食事処のと家-
043-0403
北海道爾志郡熊石町字平
Tel:01398-2-2323 |
|
豪華な昼食の後は露天風呂。のと家から1Kmもゆかないところに平田内露天風呂熊の湯がある。広い駐車場から歩くこと100mの近さで、どこかのHPに書いてあったが「こんなにお気軽な秘湯もめずらしい」という感じ。
ほとんど丸見えだが一応男女別の脱衣所がある。お湯は熱めで、横にひかれているホースの水で適当にうめて入る。ツーリングの人たちでごった返しているかと思ったが、雨が幸いし貸切で入浴させてもらった。きれいに管理をしてくれている地元の方々、ありがとうございました。 |
|
|
|
雨がだんだん強くなり、我々は国道229号、230号を通り奥美利河温泉山の家へ向かった。美利河峠から奥美利河へ向かう道道999号線では道路を管理する黄色い車が見回るほどの強い降りだった。
愛用の「全国露天風呂&共同湯」(昭文社1995年7月2版)には「林道終点から10分歩く」と書いてあったので心配していたのだが、宿のすぐ近くに駐車場があった。
ここのお湯はぬるめで、1時間くらいは平気で入っていられる。事前に調べたHPで、「苔がぬるぬるしていて気持ち悪かった」とあったが、確かにぬるぬるしているものの全体として清潔に保たれており、気持ち悪いというのは掃除をしてくれている宿のご主人に失礼である。陽のあたるところは苔が生えやすいらしく、お湯の流れ込むあたりは日陰になり苔はない。弱アルカリ性単純泉ということだが、朝風呂に入り顔を洗ったらつるつるになった。
お母さんが作ってくれる食事は山の幸をふんだんに使った素朴なもの。何度でも足を運びたくなるような自然に囲まれたすばらしい宿である。 |
|
2002年6月21日(土) 晴れ
台風一過
テレビもないし、食事が済んで酔っ払ったらあとは寝るしかない。8時くらいには寝てしまった。ということで朝は5時くらいに目がさめてしまったので、近所を散歩してみた。散策路になっているのだが、あまり人が歩かないようで草は伸び放題。期待していたより花は少ないが、原生林の中を気持ちよく歩くことができた。
台風一過というほどピーカンではないが、今日は暑くなりそうだ。 |
 |
 |
 |
| ヤマウルシ |
フキがいっぱい |
ほうの木 |
 |
 |
 |
| エゾノレイジンソウ |
ギンリョウソウ |
チドリ |
|
|
| ハーベスター八雲
|
 |
 |
 |
| レストラン |
基本的にはケンタッキーだが… |
 |
 |
 |
| 八雲町で見かけた花 |
何よりこの風景がご馳走 |
|
予定していた八雲温泉おぼこ荘は露天風呂が清掃中のため断念。
昼食はハーベスター八雲でとることにした。レストランは(もしかしたらこの施設全体かもしれないが)ケンタッキーが経営をしている。メニューは通常のお店では食べられないものもあるが、バルコニーからみるこの風景が一番のご馳走だ。我々は早めに行ったのでそれほど混んでいなかったが、次々と車が入ってくる人気の施設のようだ。 |
|
 |
 |
 |
| センダイハギ |
ハマエンドウ |
コウボウムギ |
 |
 |
 |
| ハマナス |
シロヨモギ |
駒ケ岳 |
|
途中銀婚湯で風呂に入った。落ち着いた感じのいい旅館だったが、女性のほうは露天風呂が熱くて入れなかったとのこと。気の毒でした。鉄分の多いいいお湯だったが、昨日あまりにも大自然の中の温泉を満喫してしまったせいか、ちょっと物足りなくもあった。
函館へ向かう途中はずっと海岸線を走るのでこの旅行の最大の目的である「シロヨモギ」はどこでも採れるものとたかをくくっていた。ところがぎっちょんちょん!八雲から森町まで漁港ばかりでほとんど砂浜がない。
やっと見つけた砂浜が砂原町のハマナスグリーンパーク。ほんのわずかだがシロヨモギを採ることができた。今さらながら地図で調べてみると、国縫から八雲までは砂浜があるようだが、国道から砂浜へ出る道がなかなか見つけにくい。
ハマナスグリーンパークではセンダイハギや、ハマナスがきれいに咲いていた。コウボウムギは始めて見たのでめずらしかったが、調べてみると全国にある。 |
|
 |
 |
 |
| タコザンギ |
ウミブドウ |
ホッケ |
 |
 |
 |
| ソーラン盛 |
ゲソ揚げ |
アスパラバター |
|
海鮮炭焼そーらん亭
函館でも夕食は当然居酒屋。タコザンギは中がやわらかく火の通し方が絶妙。この大きなホッケをみると北海道へ来た気がする。炭焼が自慢の店らしく、ホッケの焼き方もGoodでした。イカを食べようと思っていたのだが、写真にないところを見ると台風の影響で水揚げがなかった?焼酎を飲みすぎてあまり記憶無し。これだけ食べて飲んで、三人で7200円の会計にはびっくりした。
このあとは函館山へ行き酔いざまし。どこからわいてくるの?といった感じで人また人。それでも一度は見ておかなくてはいけません。 |
|
2002年6月22日(日) 晴れ
宿泊は函館駅の近く、朝市の目の前。朝5時から朝市へ繰り出した。 |
|
|
朝食は道南食堂。評判どおりうまかったです。
ただ朝市全体の印象派「うーん???」て感じかな。どこへいってもしつこく声をかけてきてゆっくりみられないし、カニを沢山売っているけれど、いつもサロマ漁協から送ってもらっているのと比べるとちょっと高いんじゃない?品質の違いもあるのだろうが…
昼飯用にいっぱいずつ買おうと思ったけど、買う気にはなれなかった。 |
|
 |
 |
 |
| シロヨモギ |
ハマナス |
コウボウムギ |
 |
 |
 |
| 恵山 |
シロヨモギ |
ハマボウフウ |
 |
 |
 |
| ウンラン |
ハマエンドウ |
ハマボウフウ |
|
この日は16時40分の飛行機で帰るので、あまり遠くへは行けない。昨日満足に採ることができなかったシロヨモギを探しに、恵山へ向かいながら海岸線を探すことにした。
津軽海峡側にもあまり砂浜はなく、シロヨモギは見つからない。最後に訪れた道の駅なとわ恵山(なとわとはあなたと私という意味)でようやく見つけることができた。
なとわ恵山は恵山海浜公園と隣り合わせにあり、きれいな砂浜が広がりゆったりと時間が流れるような快適な場所だった。ここでもコウボウムギが幅を利かせシロヨモギが見当たらなかったのだが、ある一角にはシロヨモギが元気に群生をしていた。もともとこの時期の北海道旅行は押し花の材料となるこのシロヨモギを採ることを最大の目的としている。最後にこれを見つけることができ、一安心だ。
写真のほうはいつもと違うアングルに挑戦をしてみた。背景をぼかして入れることにより、どんな場所なのかも一緒に写し撮ってしまおうという寸法だ。でも結果は「まだまだだねー」という感じ。手前の植物に気を取られて、背景の構図まで意識が行き届いていない。水平線なり、地平線なりをまっすぐ撮らなければ写真自体に不安定な感じがあり、せっかくクローズアップにした植物が生きてこない。次回への教訓としよう。 |
|
まず旅行を総括すると去年、一昨年と花いっぱいの旅行だったのですこし物足りない感はある。ただあこがれの温泉には入れたし、おいしいものを食べられたので及第点としておこう。来年はまた大雪に挑戦をしようかな?
次に写真の総括。構図がいまいちなのは相変わらずでまだまだ勉強をしなくてはいけない。だいたい一年間に撮るショット数が少なすぎる。次にフィルムの選択はよかったんじゃない!二日目以降天候に恵まれたのでぶれた写真は少ない。ポジでとって全てをスキャンするという今回の方法、テレビを見ているうちにどんどんスキャンが進んでしまうので、楽である。スキャンした後モニターでピントとぶれを確認して、使えないものは保存しない。当分この方法で行こうと思う。 |